2012年3月19日月曜日

防災を考える1泊2日


川崎YMCA・「チャリティわんぱく探検隊」および「街頭募金」のご報告

【わんぱく探検隊】
川崎YMCAでは恒例となったちびっこ向けの日帰りキャンプ「わんぱく探検隊」第1弾・第2弾に引き続き、第3弾の今回は、年度最後の活動ということで、3月10日(土)~11日(日)で1泊の宿泊キャンプにチャレンジいたしました。
親元から離れての宿泊は初めて…という子どもたちも多く参加してくれ、年中~小学3年生までの16名、3グループにわかれて楽しいキャンプを過ごしていきました。また、3月11日にキャンプを実施するにあたり、昨年の東日本大震災を思い返していきました。“生きる力を育てる”というテーマのもと、1日目は川崎YMCA内で活動をし「カレー作り」を、夜はYMCA内の体育ホールにて、寝袋で宿泊。2日目には東日本大震災の復興支援募金として街頭募金を行い、午後は東京消防庁・立川防災館に行き、「地震体験」「煙体験」「防災シアター」などなど、様々な活動をしていきました。
◎カレー作り・バイキング大会
同じ具材を使って、「カレー」「シチュー」「ビーフシチュー」をグループ毎に作っていきました。まずは、みんなでゲーム大会!ルーとトッピングの争奪ゲームです。グループアクティビティを通してお友だち作りをしていくと共に、得点の高かったグループからトッピングを選べるようにゲーム設定をしていました。すると、なんと偶然にも3グループとも同じ点数に!!結局じゃんけんにて決め、ルーもゲームで決めていきましたが、食べるのは全てのグループのを食べられるようにバイキング方式で食べていきました。初めての宿泊キャンプでドキドキの表情はどこへやら?グループアクティビティを通してみんな元気いっぱい笑顔いっぱいになっていきました。
◎寝袋体験
 さぁ夜はドキドキの寝袋体験。お泊りが初めてだったり、寝袋になれていなかったり、お友だちと一緒でワクワクしてしまってか?なかなか寝付けない様子のお友だちが多かったですが、子守唄のように絵本を聞き、リーダーにトントンされながら、次の日の屋上からの日の出を楽しみに、眠りにつきました。残念ながら曇り空のため、日の出を見ることはできませんでしたが、無事に朝を迎えられたことを感謝する時を持ちました。
◎立川防災館
地震体験では、子どもたちは震度5強まで、リーダーたちは震度7まで体験。まずは「地震だ!」と叫ぶこと、机の中に隠れるときは膝をついてお尻はつかないこと、地震が止まったらガス、出口確保を覚えました。煙体験では、迷路のようになっている部屋をグループごとに出口を探していきました。煙を吸わない歩き方、手は下につかないで壁をつたうことを覚えました。
◎街頭募金
 東日本大震災が起こってから一年。川崎YMCAでは3月11日(日)に、子どもたちとYMCA福祉専門学校の学生と協働して、登戸駅前にて街頭募金を実施しました。
今回の街頭募金では、わんぱく探検隊のお友だちだけではなく、YMCA福祉専門学校の学生さん30名と共に実施しました。募金総額はなんと、55,555円!!学生の皆さんは10:00~12:00までの2時間、初めは小さな声でしたが、最後の方には自らの言葉で道行く人々にメッセージを送ってくれている姿もあったようです。わんぱく探検隊のお友だちは10:30までの30分間と短い時間ではありましたが、「ご協力よろしくお願いします!」と大きな声を張り上げていました。保護者の方も多く募金にきていただき、2時間で多くの募金を募ることができたこと、被災地のためにとたくさんの方にご協力いただけたことを感謝したいと思います。また、今回の活動はチャリティプログラムとして、参加費の内500円は募金とさせていただきました。街頭募金で55,555円、参加費から8,000円、総額63,555円を日本YMCA同盟を通して被災地に贈らせていただきます。ありがとうございました。

2012年度も元気に「わんぱく探検隊」を実施していきます!次は6月かな?また一緒に元気にご参加ください♪

(川崎YMCA 宮崎麻衣子)